オーダーカットフィルムの貼り方(ハードコート無し)

まずは貼り付けに必要な道具を用意しましょう。
購入時に付属している施工キット

★ヘラ(水抜き用スキージー)

★ミニ施工液

★スプレーヘッド (ペットボトルに装着して使用)

用意する物

★市販の空のペットボトル(500ミリ)×2

★中性洗剤(お皿を洗う洗剤でOK)

★スポンジ・キッチンペーパー

★カッター(もしくはスクレーパー)

※お近くのホームセンターで安価で購入できます。
あると非常に便利な3点セット

★養生用ビニールテープ

スクレーパー
ガラス洗浄の必需品

ワイパー(水切り用ゴムへラ)
施工面積が広い場合の水切りに大活躍

道具が揃った所で貼り付けを始めましょう。

水を使用して施工する為、
周りを濡れないように養生します。

ポイント
特に下の部分は濡れやすいので
気をつけて養生します。

予め用意しておいたペットボトルに水を入れ、そこに付属のミニ施工液を1本入れてスプレーヘッドを装着し、軽く振れば施工液の完成です。

洗浄液はペットボトルに水を入れ
5~10ミリリットルの中性洗剤を入れて軽く振ると出来上がります。

ガラス全体に洗浄液を噴きつけてスポンジタワシで汚れを取ります。
また、取れにくい汚れはカッターで擦ると取れやすいです。

汚れが多いガラスはスクレーパーを使用すると一段と綺麗になります。
(プロは必ず使用します)

ポイント
ガラス面が綺麗になればなる程
最終的に仕上がりが美しくなります。
手を抜かずしっかりと行いましょう。

洗浄後に付属の青ヘラで水を切っていきます。青ヘラの場合は、一定方向に(上から下)に除去するのがコツです。

施工面積が広い場合はワイパー(水切り用ゴムへラ)があれば作業がスムーズに進みます。

窓枠全体のパッキン周りをしっかりとキッチンペーパーで拭き取ります。

ここに汚れが残っているとフィルムとガラスの間にホコリやゴミが混入してしまうのでしっかりと拭きとりましょう。

上記3~5の作業は非常に重要な作業です。
汚れが残っている場合は繰り返し同じ作業を行います。

貼り付け直前に、施工液を全体に万遍なく噴霧して、すぐに青ヘラやワイパーで水分を切ります。一定方向に(片道)に切るのがコツです。

この作業でほこりや残った洗浄液を洗い流します。

今度は、フィルムを貼り付ける為の施工液をガラス全体に噴きつけます。

ポイント
まんべんなくタップリとしたたり落ちるくらいに施工液を噴きつけて下さい。

一人がフィルムを持ちもう一人がリリースフィルムを剥がしながら施工液をフィルムの接着面(ベトベトした面)にまんべんなく噴きつけていきます。
この作業で静電気によるホコリをよせつけないようにします。

ポイント
フィルムを持つ指先に施工液をスプレーすると指紋がつきにくくなります。
リリースフィルムを剥がす際に角に両面から少しずらしてセロテープを付けると剥がしやすくなります。

フィルムの接着面をガラスにのせていきます。(軽く力を入れず置く感じ)
鍵の受け部分があるガラスは横からすべり込ませるように差し込みます。
まだガラスとフィルムの間に施工液があるためフィルムが動きます。
水に浮いているフィルムを移動させるように軽く触れて位置を決めます。

ポイント
施工液が少ないとフィルムは動きません。
動かない場合はフィルムをめくってもう一度ガラス面にタップリと施工液を噴きつけて下さい。
この時フィルムがシワにならないようにご注意ください

貼りたい位置を確認しながらキッチンペーパーを巻いたヘラで全体的に適度な力で水と空気をあら抜きします。(仮押さえ)
必ずヘラにキッチンペーパーを巻いて作業しましょう。
(巻かないとフィルムにキズが付く恐れがあります)

ポイント
まずは上部を10センチ位下から上へ、ヘラで軽く圧着、中央部も縦長に、上から下へ抜くとフィルムは動かなくなります。
また、ワイパーを使用するとスピーディーに作業が出来ます。

キッチンペーパーを巻いたへラで水と空気をしっかり抜いていきます。
上から下へ、中央から外へ中の水と空気を押し出す感じで抜いていきます。多少力を入れて数回押し出して下さい。
力加減はフィルムの厚みによって変わります。

力加減の目安
厚み50ミクロンのフィルムの場合で約3-5キロ程度
(ホワイトーMなど)

厚み140ミクロンのフィルムの場合で約5-8キロ程度
(アイスクリスタル・アイスクリアなど)

記は目安です。目で水の抜け具合を確認し力を調節してください。

最後にもう一度水が残ってないか仕上げの水抜きを行ってください。
フィルム中央から外へ押し出す感じで残っている水分を目で確認しながら端まで押し出し、ヘラに巻いてるキッチンペーパで吸い取る感覚で行います。
特にフィルムの端部は念入りに圧着しましょう。

ポイント
ヘラを半分づつかぶせるように押し出しましょう。
鍵受け部分がやりにくい場合は何か薄いもの利用してください。
水抜き作業時、ヘラの角で傷つけないように注意しましょう。

以上で完了です。

ご注意
★念入りに水抜きを行っても、貼り付け直後には目に見えない水分が残っている場合があります。
その為、数時間後に水玉がみえることがあります。
その場合は糊が乾ききる前にヘラにキッチンペーパーを巻き水抜きを繰り返します。

糊が乾いてしまってからでは、抜けにくくなります。

完全乾燥後のお手入れは、やわらかい布などに水または洗剤を薄めたものを付け、拭いてください。
硬い物でこするとキズや透明度低下などの原因になります。
また、フィルムの表面に粘着テープやステッカーなどを貼ることは避けてください。

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