日本ガラスフィルムセンター代表の村山喜規と申します。
私は幼い頃、住んでいた家が空き巣の被害に遭いました。家族で遊びに出かけた帰りに、何も知らず家に入り電気をつけると、家の中は足の踏み場が無いほど物が散乱している状態でした。すぐに警察に通報し、さっきまで楽しかった事が嘘のように恐くて震えが止まりませんでした。妹が毎日一緒に寝ていたぬいぐるみが踏まれて泥だらけになっていた光景は今でも忘れられません。
犯人は今も捕まっていません。
大人になった私は「自分で守るしかない」という結論に辿り着きました。その思いを胸に私は、セキュリティ関係の会社に入社し、防犯について学びました。営業として直接お客様と接して様々なお話を伺い勉強させていただきました。その後、「ピッキング」という鍵穴を特殊工具で開ける空き巣の手口が話題となり、錠前に関しても詳しかった私は、もっとお客様の近くでアドバイス、作業が行える鍵屋になろうと独立しました。
様々な現場を経験し、私が幼い頃に遭遇した体験と同じ経験をされた方とも多く出会いました。一戸建てにおける空き巣被害の約7割が窓からの被害です。当店に多くいただくご依頼の中で「空き巣に入られたからすぐに鍵を交換して欲しい」というものがあります。私は考えました。戸建の場合は鍵の対策も必要ですが、どちらかというと窓の防犯対策の方が重要ではないかと・・・。
鍵屋には「鍵を紛失したので開けてほしい」というご依頼を多くいただきます。経験上ピッキングして鍵を開錠するよりガラスを割った方がどれほど早くて楽かと思います。これはどこの鍵屋でもどこの泥棒でもそう思うはずです。空き巣犯の立場になって考えると時間がかかる事はリスクが高まり非常に困るので簡単に割れるガラスを狙うのです。空き巣の被害に遭わない為には、侵入に時間をかけさせる事が大事になってきます。
そこで10年前に出会ったのが防犯フィルムでした。私は「これだ!!」と思い防犯フィルムを深く調べて必要なお客様にご提案し施工を始めました。防犯フィルムと簡単な窓の補助錠などを併用すると、かなりの防犯効果が期待できます。ある日の施工中、そばで見ていたお客様に聞かれました。「簡単そうに貼っているけど、素人でも貼れないかな?」詳しく話を伺うと遠方にいる親戚の方がフィルムを貼りたいとの事でした。確かに貼る道具があれば作業自体はそう難しくはないのです。そこで思いついたのが、防犯フィルムをお客様がより低価格で自分で貼れる仕組みを作ろう!というものでした。施工キット(道具)をつけて販売すれば遠方のお客様にもお届けできる!それがこのHPの始まりでした。そして、この仕組みで他の窓ガラスでお困りの方にも別の要望に合うフィルムをお届けすれば喜ばれるのではと思い防犯フィルム以外の商品も取扱う事にしました。
現在では「飛散防止フィルム」「省エネフィルム」「目隠しフィルム」など様々なフィルムをご希望のサイズ縦横mm単位にオーダーカットして販売させていただいております。おかげさまでこれまで8年で5,000名以上のお客様にご利用いただいております。ありがたい事に多数のお客様にリピートいただいているのも我々の誇りでございます。
お客様のニーズを解決し、お役に立つことが私達の使命だと信じて、これからもたくさんのお客様に良いご提案が出来ますように努力して参ります。
(株)日本ガラスフィルムセンター 代表 村山喜規
当社工場の作業風景
一枚一枚、丁寧にカットする事を心がけております。
フィルムに折り目が付かないよう筒に巻いた後、丁寧に梱包してから工場より直送させていただきます。